2017年秋冬のファッショントレンドについて、目立ったキーワードごとにレポートしています。今回は、柄、モチーフです。
秋冬のメゾンコレクションを見ていて、多く出展していた柄を3つ紹介いたします。
(1)アニマル柄
ウエスタンの流れがあり、カウボーイ風のモチーフがいくつか出てきています。レザーベストや胸元にフラップがついたポケットなども多く出ていました。そして、「アニマル柄」が注目です。ホルスタイン柄がよく使われています。バッグやブーツなど服飾雑貨でも冬に向けて大トレンドになりそうです。
(2)プレイド(格子柄、チェック)
大き目のスケールの格子柄がとても新鮮です。’70sのプレイドが今、脚光を再び浴びているようです。明るめの地色でのチェックはクラシカルでありながら粋な印象です。メゾンコレクションでは、多配色でカラフルなチェックの目立ちました。
(3)レトロフラワー柄
2017年春夏も人気の花柄です。夏に向かっては花柄とともに、草(ヤシの葉のような)も含めて「ボタニカル柄(植物柄)」が多くのアイテムに使用されていました。清涼感があり、爽やかな柄です。花柄のスケールは大き目で(逆に小花柄は少なかった)、夏らしく鮮やかな発色のものも多かったようです。秋冬に向けて花柄は、大き目スケールはそのままに、レトロ感のある花柄にシフトしていきます。クラシカルな印象で大き目な花が大胆です。